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時事問題とたまに株の研究

中国、日本のEEZ内にミサイルを撃ち込む

8月4日、中国発射の弾道ミサイル9発のうち5発が日本 のEEZ排他的経済水域)内に落下したことがわかった。
防衛大臣は「我が国の安全保障及び国民の安全 に関わる重大な問題だ」として、
中国に外交ルートを 通じて「強く抗議した」とコメント。
「非常に威圧的な 訓練だ」と非難した。
その上で「中国の弾道ミサイルが我が国のEEZ内に落下したのは初めてであると認識している」と述べた。  
弾道ミサイルは、一番近いもので「与那国島の北北西約80キロに落下した」という。

EEZ

 

岸田文雄首相は
ペロシ氏との会談では何を話したのか 「まず冒頭、私の方からペロシ議長一行の訪日を歓迎するとともに、寄せられた安倍晋三元首相のご逝去に関する弔意への謝意を述べさせていただいた。また日米同盟の強化や(法の支配など)『自由で開かれたインド太平洋』についてやりとりを行い、私からは実現に向けた、ペロシ氏の引き続きのリーダーシップと米国議会のご支援を期待しているとの旨を述べた」
「さらに、中国、北朝鮮そしてロシアによるウクライナ侵略などの地域情勢、核兵器のない世界への取り組みを含む、国際情勢についても意見交換を行った。そして、その中で、私の方から今回、中国の弾道ミサイルが(日本の)EZZ(排他的経済水域)を含むわが国近海に落下したことは、わが国の安全保障および国民の安全に関わる重大な問題であり、中国に対し強く非難し、抗議をしたということ、そして今般の中国側の行動は、地域および国際社会の平和と安定に深刻な影響を与えるものであり、軍事訓練の即刻中止を求めたことを述べさせていただいた」
台湾海峡の平和と安定を維持するため、引き続き、日米で緊密に連携していくことを確認した。こうしたやり取りを行った次第だ」

岸田文雄首相は5日午前、ペロシ米下院議長と首相公邸で会談した。中国人民解放軍が台湾周辺で「重要軍事演習」を開始したことを踏まえ、台湾海峡の平和と安定を維持するため、日米が緊密に連携していくことを確認した。首相は、中国軍が発射した弾道ミサイル5発が日本の排他的経済水域EEZ)に着弾したことについて、「わが国の安全保障および国民の安全に関わる重大な問題だ」とペロシ氏に伝えた。 首相が会談後、官邸で記者団の取材に明らかにした。首相は会談で、「中国に対して強く非難し、抗議した。今般の中国側の行動は地域および国際社会の平和と安定に深刻な影響を与えるもので、軍事訓練の即刻中止を求めた」と説明した。 会談は首相主催の朝食会の形式で約1時間行われた。日本側は木原誠二官房副長官、米側はエマニュエル駐日大使らが同席した。首相とペロシ氏は台湾への圧力を強める中国を念頭に、日米同盟の強化や法の支配など「自由で開かれたインド太平洋」の実現に向けた協力を確認した。ペロシ氏は、安倍晋三元首相が先の参院選の街頭演説中に銃撃され、死亡したことに対する弔意も伝えた。 このほか、弾道ミサイルの発射を繰り返す北朝鮮問題、ロシアによるウクライナ侵攻を含めた地域情勢や首相が掲げる「核なき世界」に向けた取り組みについても意見を交わした。


中国は台湾問題をめぐり、日本に対する牽制(けんせい)を一段と強めている。
軍事演習を批判した先進7カ国(G7)外相の共同声明を受け、日本側に抗議。
中国軍が発射した弾道ミサイルが日本の排他的経済水域EEZ)に着弾したことへの批判も受けつけない姿勢を鮮明にしている。
中国外務省は5日、鄧励(とう・れい)外務次官が4日に垂(たるみ)秀夫駐中国日本大使を緊急に呼び出し、厳正な申し入れを行ったと発表した。
G7外相の共同声明が「中国を不当に非難、中傷し、内政に乱暴に干渉した」と主張。日本に対し「台湾問題で重大な歴史的な罪責を負っている。言行を慎むべきだ」と批判した。中国は共同声明への反発から、4日に予定された王毅国務委員兼外相と林芳正外相の会談の見送りを直前に申し入れた。
日本大使館によると、垂氏は軍事演習に対し「地域の平和と安定を損なう」と述べ、直ちに中止するよう強く求めた。日本のEEZへのミサイル着弾については「日中関係の局面が大きく変化することになる」と抗議した。
だが、中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)報道官(外務次官補)は5日の記者会見で、日本のEEZへのミサイル着弾について
「両国は関連海域で境界を決めておらず、『日本のEEZ』という見解は存在しない」と主張した。
中国軍に属する国防大学の孟祥青(もう・しょうせい)教授(少将)は国営中央テレビで、大規模軍事演習について、「外部勢力の干渉」を阻止する狙いを指摘。同時に演習を行っている6つの空・海域について「北部の2地域は沖縄に近い」と強調し、演習が台湾と米国だけでなく、米軍基地がある日本への対応を念頭に置いていることを示唆した。

ミサイル落下”最も近い”与那国島は漁を自粛 5日午後に中国が発射したミサイルが日本の排他的経済水域などに落下したと発表されたことを受け、与那国漁協は漁業者に対し漁の自粛を呼びかけました。 弾道ミサイルは5発が波照間島の南西の日本の排他的経済水域に落下し、1発が与那国島の北北西80キロの水域に落下したと推定されています。 中国が台湾周辺で軍事演習を始めたことを踏まえ、与那国漁協は当初漁業者に注意を呼びかけながら漁を続ける方針でしたが、ミサイルが落下したことから自粛を決め、今朝早くから漁に出ている船に帰港するよう連絡していました。 「きのう遅くに決定しましたのでお願いします。作業中止です」
▽与那国漁協・嵩西茂則組合長 「(ミサイルが)台湾を横断して着弾したということなので非常に危険度が高い。きょうはまたどういう展開をするか分からない。まったく未知数なので」
▽出漁を取りやめた漁師 「これからお盆前の魚を獲りにいこうかなというところですよね。一番この時期稼ぎ時なので漁に出られないのが一番苦しいです」 与那国漁協は今月8日まで漁を自粛することを決めました。